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震災がれき、北斗の工場で処理(2012年3月12日 読売新聞)【追記あり】

東日本大震災の被災地復興の障害になっている震災がれきについて、国内セメント最大手の「太平洋セメント」(東京都)が、北海道北斗市の上磯工場で受け入れる意向を示していることが、12日分かった。国は、民間企業にも受け入れ協力を求める方針で、道は受け入れ量などの調整に入る。民間企業の道内工場で、がれき処理の意向が明らかになるのは初めて。

 同社では、がれきの焼却灰を混ぜてセメントを生産する計画で、同社は「震災の復興に最大限協力する」としている。環境省は、「がれきを有効活用する一石二鳥の取り組み」としている。

 同社は、埼玉県内にある2工場でも、木くず年間最大1万1000トンの受け入れが可能で、同県は今月25日に、焼却して放射性物質濃度を測定する実証実験を行う予定。埼玉の2工場のセメント生産能力は合わせて280万トンで、上磯工場は360万トンある。除塩設備を新設して岩手県内のがれき処理をしている大船渡市の工場は180万トンで、上磯工場の貢献度は大きいとみられる。

 道はこれまで同社と複数回にわたって意見交換を進めてきた。今後は同社と受け入れる種類や量などの調整を進め、北斗市などと協力して地元住民への説明会を開催する。野田首相は11日、都道府県に加え、がれきを原材料にできるセメント、製紙会社にも、がれき処理の協力を要請することを表明した。

(2012年3月12日 読売新聞)


がれきは処分が必要で、協力できることはするべきだと思う。
ただし、きちんとした説明は必要だし、地元住民への説明会とはどのようなものか聞いてみたいと思います。
民間ということだけにどのようなことが考えられるのか、どの地域のどのようながれきかも調べたいと思います。

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追記
北斗市の環境課に電話で確認しました。
国・道からもそのような説明はない。北斗市としても記事は唐突で、北斗市が「太平洋セメント」に確認したところ、決定したことではないとの返答だった。恐らく、広域処理を進めたい政府の思惑に沿った読売新聞の先走り記事とのこと。いかにも決まったかのように書いて、前例が出来たように見せて、進めていくといういやらしさが感じ取れる。読売新聞ってなんなんだろう!


<追記>
それにしても、高橋はるみ北海道知事の対応・態度にはがっかりです。

衆議院議員 おおさか誠二さんのブログより
http://www.ohsaka.jp/blog/article-999.html
by pazarbazar | 2012-03-13 13:18
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