七年の月日を経て、僕たちは大沼の地に辿り着きみんなと出会えた。 満ちた時を分かち合えた。 それぞれにとっての満ちた形がそこにあった。 ひとりひとりが、想いを持ち、委ね、混ざり合う時、 満ちた時のしずくで、そこは充たされ潤っていた。 あいにくの雨模様でも、楽しむみんなの笑顔はそこにあり、 美しく舞い、唄う人たちがいて、 子供たちの駆け回る笑い声があり、 日々の延長にある、美味しさや温もりが沢山あった。 草を刈り、石拾いから始まり、 柱を立て、火山灰を敷き均し、石を集め釜戸を作り火を焚き、 糸を縫い、草花を繕いレイを編み、 木の実を削り鈴を作り、草花で布を染め、 羊毛を形作り、木々に飾り付け、 収穫に感謝しながら調理をし、装う。 ひとつひとつの行動が、誰かの日常であり、 誰かにとっての特別。 それが「ハコイノリ」という日々だったと終わって気づく。 全てが終わり火を囲み、星空の下みんなで、 持ち寄りのご飯を幸せな顔で食べてる時、 本当に幸せだな、豊かだなって思った。 この気持ち。 いつまでも持ち続けたいなって思うこの気持ち。 またいつかどこかで。 そしてもう、すでに、 みんなの心の中でふつふつと。 関わってくれた全ての人に感謝を捧げます。 来れた人にも来れなかった人にも大きな「ありがとう」をお送りします。
by pazarbazar
| 2015-09-15 21:26
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